Fly On ポイント（FOP）とは、
JALの上級会員ステータスを決めるための専用ポイントです。
マイルのように使うことはできません。
特典航空券に交換することもできません。
「JALのステータスを持てるかどうか」
それだけを判定するためのポイントが、
Fly On ポイントです。
JALをよく利用する人なら、
必ず理解しておきたい仕組みと言えます。
この記事の対象読者と、読むことで得られること
この記事は、こんな方に向けて書いています。
・JALに年に数回は搭乗する
・マイルは貯めているけどFly On ポイントはよく分からない
・サクララウンジや優先搭乗に興味がある
・JALのステータス制度を基礎から知りたい
この記事を読むことで、
・Fly On ポイントの基本的な仕組み
・どんな搭乗で、どれくらい貯まるのか
・マイルやLife Statusポイントとの違い
が、数字ベースでイメージできるようになります。
目次
Fly On ポイントの基本的な仕組み
Fly On ポイントは、
以下の要素によって決まります。
・搭乗区間のフライトマイル
・利用した運賃
・搭乗クラス
・JALグループ便かどうか
基本の考え方はシンプルです。
フライトマイル × Fly On ポイント換算率
これがベースになります。
さらに、
JALグループ便に搭乗した場合は、
搭乗ボーナスとして200または400ポイントが加算されます。
国内線でのFly On ポイント獲得例【東京－沖縄】
まずは、
国内線の代表的な長距離路線
東京（羽田）－沖縄（那覇）を例に見てみます。
想定条件
・搭乗区間：東京－沖縄
・クラス：普通席
・利用運賃：運賃1（フレックス、JALカード割引など）
・フライトマイル：984マイル
・Fly On ポイント換算率：2.0
獲得できるFly On ポイント
フライトマイルから計算されるポイントは、
984マイル × 2.0 ＝ 1,968ポイント
ここに、
JALグループ国内線の搭乗ボーナス
400ポイントが加算されます。
その結果、
東京－沖縄を片道搭乗した場合のFly On ポイントは、
2,368 Fly On ポイント
となります。
国内線でも、
距離が長い路線を選ぶことで
効率よくポイントを積み上げることができます。
国際線でのFly On ポイント獲得例【東京－ホノルル】
次に、
国際線の代表例として
東京－ホノルルを見ていきます。
想定条件
・搭乗区間：東京－ホノルル
・クラス：普通席
・利用運賃：運賃1
・区間マイル（片道）：3,831マイル
・Fly On ポイント換算率：1.0
獲得できるFly On ポイント
フライトマイルから計算されるポイントは、
3,831マイル × 1.0 ＝ 3,831ポイント
さらに、
搭乗ボーナス400ポイントが加算され、
4,231 Fly On ポイント
となります。
国際線は、
1回の搭乗で獲得できるポイント数が多いのが特徴です。
Fly On ポイント・マイル・Life Statusポイントの違い
JALには、
混同しやすいポイントが3種類あります。
ここで役割を整理しておきましょう。
マイルとは？
マイルは、
特典航空券やeJALポイントに交換できるポイントです。
・使ってお得を感じるポイント
・旅行を楽しむためのポイント
という位置づけになります。
Fly On ポイントとは？
Fly On ポイントは、
毎年のJALステータスを決めるためのポイントです。
・使えない
・交換できない
・毎年リセットされる
という特徴があります。
Life Statusポイント（LSP）とは？
Life Statusポイントは、
JALをどれだけ長く利用してきたかを表す累計ポイントです。
・一度貯まると減らない
・生涯実績として積み上がる
という点が、
Fly On ポイントとの大きな違いです。
Life Statusに関しての記事はこちら↓
まとめ｜Fly On ポイントを知ることがJALステータスへの第一歩
Fly On ポイントは、
・JAL上級会員を決めるためのポイント
・搭乗距離と運賃で獲得数が変わる
・国内線も国際線も工夫次第で効率よく貯まる
という特徴があります。
まずは、
「自分が普段乗る路線で、どれくらい貯まるのか」
ここを把握するだけでOKです。
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